つくばりんりんロード 親子ポタ【土浦~岩瀬往復】 [走行記録]
昨日、素晴らしく良い天気なので、息子と「つくばりんりんロード」へサイクリングへ行って来ました。
昨年の暮れにも息子と走りましたが、その時は真壁までの往復60kmでした。
今回、 息子が「チャリチャリしたい」と言ったのは私なりに理解していて、終点の岩瀬までのを往復80kmをしたい!という思いが以前からあったからのようです。
と言う事で、色々と前夜に下準備し、全て私のリュックへ入れ込んで当日を迎えました。
まずは息子の自転車と、私のなんちゃってMTBルック車を車に詰め込み、土浦駅東口駐車場へ。
駐車場で自転車を組み立てて、つくばりんりんロードの基点まで移動します。この駐車場から、つくばりんりんロードの土浦側基点までは、数十mの近さです。
さて、いよいよ、土浦基点から走行スタートです。息子もサイコンをリセットし、未踏の地と未踏の領域への期待を膨らませているようです。
まずは順調に走行…と思いきや、息子氏が少々息があがっている。然程、ペースを上げたわけでもないのだが、久しぶりの長距離で身体がついてこない様子。仕方なく、平均速度を16km/h辺りまで落として走行。
ひとまず土浦から8km地点の藤沢休憩所に到着。給水とトイレ休憩を入れる。
今日は、流石に3連休の中日。多くのサイクリストと行きかう。手前の虫掛休憩所では、多くのロード乗りが休憩していた。
さて、次は筑波休憩所を目指す。多少の向い風が出始めてくるが、ペースは維持。
途中、小田城跡を通過するが、前回、既に見たところなので通過する事で息子氏もOK。
順調に筑波休憩所に到着。給水とトイレ休憩。それからスポーツドリンクがなくなったので、バスの筑波駅でいつもの如く購入。
ここまではいつものポタで来ている所なので、勝手知ったる…である。
少し休んでから、ではでは、話題の「かりんとう饅頭」を食べに行こう!と坂道を登る。息子氏は思い掛けない展開と登り坂に、ひぇ~状態(笑)。しかし、大した距離でなかったので安心した様子。
ありましたよ!、「かりんとう饅頭」
ラッキーです!。今迄ありつけなかった「かりんとう饅頭」がありましたよ、売り切れないで。
これ、美味い!。噂になるだけの事はあります。
息子も最初、饅頭という言葉の印象と違う物体が出てきて、一瞬戸惑ったようですが、カリッという食感と上品なあんこの甘さが絶妙で「おいしい」と言っていました。これはお薦めの逸品。
さて、甘い物を補給したので、一路、真壁を目指して走り始めます。
ここからは、私も2回しか通った事がないコース。途中、一般道も利用するので少々注意が必要ですね。
とにかく、最後まで走り切る事が重要なので、無理をせずにゆっくりペースを維持して走行。
今日は、本当にサイクリストが多い。ゆっくりとした走りで楽しんでいる人、親子連れ、ロードのカップル、クロスバイクのご夫婦?、ガンガン走りのロード隊…いろんな方がいます。
「こんにちは」
「こんにちは」
気持ちいいサイクリスト同士の挨拶。いいもんですね。
な~んに言わない人もいますけど、概ね返事が返ってきます。ガンガン走りのロード乗りさん達に返事のない人が多いかな~(笑)。
でもさ、こっちがロード乗って走ってると返事してくれる人が多いように思うのですがね?
乗ってる自転車で差別意識持ってないか?と時々感じさせられますね。
高級志向意識に人格は比例せず・・・どこの世界も似たものなのかもしれません。
今日の空の青さも手伝って、途中で右手に見える筑波山の美しさに、思わず目を奪われました。
暫し、自転車を止めて写真撮影。息子氏も携帯電話で筑波山を撮影していました。
今日はほんと、天気も良くて良かった・・・。
つくばりんりんロードが途中で途切れて、一般道を2km程走ります。歩道部がしっかり区別されているので、ここを走る限りはある程度、安全ですね。
一般道から、再び、つくばりんりんロードに入り、少し走ると、波のようにうねる道に遭遇します。
こんな道が2箇所ほどあります。
途中、色々と面白い道を見ながら、無事に真壁休憩所に到着。
土浦から30kmです。
真壁まで来たら、やはりここの栗もなかを食べずには帰れない(笑)
休憩所から見える「三由屋菓子店」。ここの最中は地元でも有名だそうです。
ラッキーにも、この日は真壁内にあるお菓子店は3割引セール中。お値引きして頂きました。
この真壁町。古い建物が多く、とても雰囲気のある街です。
前回同様、街の中を散策してみました。
村井醸造さん。とてもいい門構えです。暫し、眺めてしまいました。
真壁の旧郵便局の前に、こんな案内板が出ています。
これを見ると、104棟もの建物が国の登録有形文化財の指定を受けているようですね。
全部を見ようと思ったら、一日以上は掛かりそうです(笑)
さて、真壁の町並みに後ろ髪を引かれながら、真壁休憩所を後にしました。
ここからは息子氏にとっては未踏の土地。私も2度目になります。
時間がそろそろ昼時。サイクリスト御用達の雨引休憩所傍の青木商店を目指します。
実は、まだ一度も利用した事がないのですが、折角ですから、この機会に行って見ようと思っていたのです。
しかし…なかなか姿が出てこない。
あれ?…雨引休憩所が前に見えてきた…おっかしいなぁ…手前にあると思っていたけど…と思っていたら、赤い「ラーメン」の幟が目に入る。
覗き込んで見ると、それが「青木商店」だった。
店内に入るとおばあちゃんが「いらっしゃい」とテーブルの上を片付けて案内してくれた。
いい雰囲気出してるねぇ、このお店。
ちなみに、お品書きはこんな風。私と息子は「肉入り焼きそば」の「中」を頼みました。
なんとも懐かしいような味。中サイズなのに、結構お腹が膨れました。息子も頑張って平らげたようす。
この店、地元の方に愛された店なのでしょうね。馴染みのお客さんが多く出入りされていました。お持ち帰りで来られるお客さんもいたし、なかなかの盛況ぶりです。
サイクリストも多いようで、私達が出た後に、小径ロードに乗ったサイクリストがお店に入っていきました。
さて、腹ごしらえもバッチシ終わったので、岩瀬終点を目指して走り始めます。
途中、一応雨引休憩所で写真を1枚(笑)
どんどんと筑波山が背後に遠くなるのを見ながら、何もない田舎道をまっしぐらに走ります。
さもなく、岩瀬休憩所に到着。13:30分。
やった~、と息子氏。
水分補給休憩です。
続々とサイクリストが到着してきます。小径自転車に乗ったサイクリスト軍団やら、家族でサイクリングを楽しんでいる方々。先着していたロード乗りのカップル。
今日は、本当にサイクリストが多いです。
岩瀬駅の看板前で記念写真を取り、土浦に向けて出発。
残り40km。果たして息子氏は走りきれるか?(笑)
岩瀬休憩所を出てからの景色は、前に筑波山を眺めながら、なんとも美しく爽快な景色です。
雨引休憩所を通過。
真壁休憩所到着。
スポーツドリンクがなくなったので、行きに立ち寄った三由屋菓子店に立ち寄りました。
息子と自動販売機の前で水分補給をしていると、そこに横道からオートバイに乗ったおばちゃまが登場。
我々の横に停まるやいなや、「親子でサイクリングかい?いいねぇ~」と話しかけてこられた。
「うちの息子も好きでねぇ…子供連れていってたよぉ」と世間話。
おばさんペースで話していたら、「今日は、真壁のお菓子屋さんは30%なんだよぉ。だから、ここに買いに来たんだ」と、何を買いに来たのか聞いてみたら、「ここは最中が有名だけど、石の花ってのが美味しいのよ」と。
店内にいた何処かのおじさんも、「今日は3割引で~」と色々とお話をしました。
そのおばさまがあまりお薦めになるので、お土産に1つ買ってきました。通常160円ですが、今日は3割引…だけど端数を嫌って、お店のおじさんが110円でいいよと・・・ありがとうございます。(笑)
こういう地元の方とのふれあいがサイクリングの醍醐味ですよねぇ。遠い昔の事を思い起こしてしまいました。
そうそう、僕はこういう触れ合いが楽しくてサイクリングを昔、してたんだって。
やっぱり、僕にはランドナーが向いている…そんな風に再認識させられましたね。
楽しいおばさんを後にして、筑波休憩所を目指しました。
息子氏はまだまだ大丈夫な様子。とりあえずは筑波までの距離は前回で経験済みなので、その先が心配かな?
さて、筑波休憩所到着。時間が3時頃になっている。
途中、平沢官衛遺跡に立ち寄る予定なので、土浦駅帰着が5時以降になってしまうかも・・・。
というので、少しペースを上げる。平均時速20km。息子氏も少しケーデンス上げてキープしないといけないが、まだまだ行けると言うので、その言葉を信じてペースアップ。
途中、筑波高校の辺りで、つくばりんりんロードを逸れて一般道へ出て、平沢官衛遺跡へ向かう。
ただただ走るだけになってしまう帰路。モチベーションが上がらないので、観光地を1つ残しておいたのです。
ここは、私も一度見たいと思っていたので、良かったですね。
内容は、「へ~」程度ですが(笑)
途中、藤沢休憩所で休憩を取り、時速20km以上のペースを保ったまま、土浦終点へ。
藤沢休憩所で見かけたランドナー乗りが、途中から我々の前を走っていました。
いや、ほんと、懐かしい。昔のまんまのランドナーです。後に停車した時にまじまじと眺めさせて頂きましたが、ALPSのランドナーのようです。
変速機はローチューブについているタイプだし、ブレーキもカンチブレーキ。ランプも懐中電灯をフロントキャリアにつけている。
もう、最高に昔の自分の自転車が懐かしくて仕方なくなりましたよ。
あ~、あの自転車…取っておけばよかった・・・と。
アルプスランドナーを追走しながら、土浦終点に到着。時間は4時48分で、ぎりぎり5時前に到着できました。
息子氏は疲れた様子だけど、満足した様子。小学生最後の思い出になったかな?
つくづく、もう少しすれば、私が引っ張られるようになるのだなぁ…と必死で走る息子を見て思いました。
中学生か高校生か分らないけれど、今度は、どこか未踏の地を一緒に走ってみたいね。
走行距離: 85.84Km
最高速度: 35.0Km/h
走行時間: 5:08:54
平均時速: 16.6Km/h
こんにちは。
息子さん、がんばりましたね。
途中にいろいろおいしい食べ物屋さんがあるんですね。知りませんでした。
今度走る機会があったら立ち寄って見たいと思います。
by wari-papa (2009-10-12 13:01)
wari-papaさん>
一旦、田舎道に入ってしまうと何もなくなってしまうので(笑)、お店を見つけたら必要なものを買い込まないと干上がります(笑)。
まだまだ色々なお店がありそうですよね。走るだけの目的だと、なかなか、こういうものを見逃しがち。
たまにはゆっくり走ってみるのもいいものです
by ワープロッタ (2009-10-12 18:37)
おおっ!、もはや「りんりんロードガイドブック」といえる、すばらしい内容ですね。
また行かなくてはならないお店が増えました(笑)。
サイクリスタの「挨拶」は、確かにクロスに乗っていたときより、ロードの方が格段に増えました。
思うに、相手が「同類」と認識しやすいからでは?とも思えます。
シャイな人が多いのですかね(笑)。
残念ながら「何かに挑んで戦っている」人は挨拶してくれません。
でも、比較的地元の方が暖かく、理解してくれている場合が多いので、こういった環境は貴重で、みんなで守って行きたいですね。
東京の「多摩川」「荒川」両サイクリングロードは、サイクリスタが地元住民から完全に「敵視」され、速度規制や「締め出し」も噂される事態に陥っています。
これも我侭なサイクリスタの「日頃の行い」の結果であり、「自業自得」なんですが、「りんりんロード」がこうならないように、一人一人のサイクリスタの自覚が問われてくるのだと思います。
ランドナー、いい響きですね!。
ご覧になったALPSUのような「正統派」ランドナーは絶滅危惧種となっていますが、軽くて速いけど、実は神経質なロードレーサより、ランドナーのほうが「のんびりツーリング」には絶対合っていると思います。
by soraneko (2009-10-12 22:33)
いい天気の中、とても気持ち良さそう。
息子さんの力走、拝見させていただきました(^^)
ハーフセンチュリーを走り切る力があるんですね。素晴らしいです!
また、りんりんロードの様子がよくわかる動画でした。とても参考になります。
美味しそうなお菓子が目白押しで、是非走ってみたいと思いました。
by とも (2009-10-13 00:42)
Soranekoさん》
お褒めの言葉、ありがとうございます。
いつものような走りを目的としないノンビリポタリングでしたので、気の向くままに寄り道していきました。
ガイドブックにしては、手抜きだらけですが(笑)
りんりんロードは田舎道を走っている分、地元との摩擦が少ないのかもしれませんね。
まぁ、私はベンチに座っていようが散歩してようが、なるべく通りすがる時には皆さんに声を掛けるように努めています。
挨拶はポタリングを楽しくしてくれますね。
by ワープロッタ (2009-10-13 06:34)
ともさん》
そうですね。考えて見ればセンチュリーライドの半分の距離だ。
彼がもう少し身長が伸びたら、クロスバイクを買ってやるつもりなので、そうすると色々なイベントへも参加してみようと思います。
by ワープロッタ (2009-10-13 06:36)